奇妙な現象。着物ばかりですごすようになって、いつの間にか、トモダチのカラーが変わっていました。猫の友達(猫トモダチ)と重なる方も多いけれど、でも、猫トモダチとは、また色彩が一風違っています。
(Photo/古瀬惠一 ※猫を連れていても、着物のことで話しかけられることが多い。それだけ珍しがられる現代の着物)
猫にも、よりどりみどり、いろんな色と柄があるけれど、さすがに着物には、かないません。着物の色と柄、そして織りがいろいろあって色彩豊かなのと同じように、着物トモダチは、心の色彩豊富で、ついでに気が多くて、そして色気が多い人が絶対多数です。
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現代においてはシーラカンスかアンモナイトのような着物に、わざわざ袖を通そうという方々だから。一癖あって、でも、それは悪い意味じゃなくて、個性を求めて、自己主張があって、気持に芯が入っている方が多い。なかでも、洗いざらしの着物が好きな方は、心から洗剤とお日様の匂いがしそうな、飾り気がなくて親しみ感のある方が多い。気取ってないから、付き合ってラクチン。着物と、それに袖を通す人って、もしかしたら近似値の関係?
そう……「気が多くて、色気も多い」そう書いてしまいました。なら、気が多いの反対、気が少ない人って、どんな人? 着たきりスズメでも平気で、退屈なことにも平気で、味気ないことにも疑問を感じない人かな? ウーン、やっぱりトモダチになりにくいタイプかも。なら、なぜ、着物好きの人は色気が多いの? そんなの言うまでもない。着物は日本人を美しく、色っぽくしてくれる唯一の衣類だもの。やっぱり、着物をきなくちゃ。
最後に――本を扱う人。着物を扱う人。その両方に接してみて、その感想。本を扱う人は、社交的ではない人が多い。ウーン、自分もそうか……。ネクラでナーバス、そっけない。それが「本派」 いっぽう着物を扱う人は、とっても社交的。自分が、そうならいいけど……でも怪しい。「着物派」は、陽気でお喋り、心が温かポカポカ。知らない間に、着物派を分析してる、それだけ着物浸しの毎日。
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